常念山脈前衛(長野) 富士尾山(1296.1m) 2016年12月3日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 11:25 林道−−11:38 尾根に乗る−−12:37 富士尾山 12:44−−13:21 尾根を外れる−−13:27 林道

場所長野県安曇野市
年月日2016年12月3日 日帰り
天候
山行種類籔山+一般登山(登山口から登れば一般登山)
交通手段マイカー
駐車場林道途中に駐車余地あり
登山道の有無稜線まで茸取りの踏跡程度、稜線に乗ると登山道ありだが笹が被って薄い個所あり
籔の有無笹あり。濡れている時は雨具必要
危険個所の有無無し
山頂の展望南東側が開ける北アルプス側は樹林で展望悪い
GPSトラックログ
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コメント地形図の破線の通りに登山道があるようだがかなり薄い個所もあり登山道と言うより踏跡がふさわしい。労力削減のために正式な登山口からではなく北ノ沢沿いの林道途中から登った。茸止め山の標識と道が途中まであり小尾根を登って主稜線へ。山頂からは南東側が開けている




短い林道入口に駐車 北ノ沢には立派な橋がかかっていた
茸止め山だった。冬で良かった 分かりにくいが薄い道あり
小尾根を急登 登山道に出る
標高1058m峰の石仏 標高1120m付近。この後は笹が断続的に登場
標高1150m付近。凹んだ道形が合流 標高1169m峰北側の細い尾根は道が明瞭
標高1180m付近の岩 山頂直下
富士尾山山頂 富士尾山から見た南西側
富士尾山から見た八ヶ岳 富士尾山から見た南アルプス南部
富士尾山から見た浅間山 富士尾山から見た燕岳
富士尾山から見た燕岳と有明山 登山道を外れて林道を目指す
駐車場所到着


 ネット検索では富士尾山は地形図の破線どおりに登山道があるらしいが、北ノ沢沢沿いの林道をアプローチに利用すれば出発地点の高度を上げることが可能だし、山頂までの距離も短縮できそうだ。

 カーナビに導かれて林道へ。林道入口は満願寺の案内があり広い道を進んでいくが北ノ沢沿いの道は右へ分岐する細い道の方だ。道幅が狭まるが舗装が続き普通車でも問題無し。どこまで入るかが問題だが、標高930mで林道が左へヘアピンカーブして川から離れ始める個所を取り付きとした。うまい具合にそこには短い林道が分岐し川で終点だが人間が渡れる立派な橋が掛かっていた。もしかしたら富士尾山への登山道か? しかし実際はこの先は茸止め山であり、そのための道だった。入山禁止の貼紙と荷造り紐の良くある組み合わせで境界を示しているが、もう冬なので通過は問題なかろうとテープを潜って踏跡を辿る。すぐに急斜面に変わって道が薄くなるが小尾根に沿って何となくあるような無いような筋を登っていく。潅木がちょっと煩い場所があるが概ね歩きやすい植生と表現していいだろう。尾根の左は檜植林、右側が止め山だが赤松は少なく高級菌類が出るのかちょっと疑問だ。

 最後は尾根の左を巻いて登山道のある尾根に出る。ここは有刺鉄線で区切られているので帰りにはいい目印となる。尾根上の方が赤松が多く茸が出そうな雰囲気だった。

 最初は笹も無く明瞭な道だったが、やがて笹が出現し踏跡を覆うようになる。登山道と呼ぶにはちと薄いくらいで、昨年秋に登った鍬ノ峰と同程度だ。少なくとも近年は刈り払いされた形跡はないし、案内標識もない。

 標高1040m鞍部mでは直進方向の廃道ではなく右手の尾根に導かれる。この廃道は標高1150mで合流する凹んだ道筋の続きと思われた。その先の凹み区間で久しぶりに登山者に遭遇。男性2人が下ってくるところだった。たぶんこの冬に初めて遭遇した登山者だと思う。

 この先も笹に埋もれかけた踏跡を登っていく。藪の朝露が乾いた時間帯を選んで正解だった。やがて笹が切れた南北に細長い富士尾山山頂に到着。道はここまでであった。南東方向に展望が少し開けていて、美ヶ原周辺から八ヶ岳、南アルプス南部が見えた。西側の間近には有明山、燕岳が見えているが、残念ながらその方向は樹林で邪魔されすっきりとした展望は得られない。山頂から東へ下る尾根には「下山道なし」の標識が立っているが、尾根上には点々とマーキングが続くのが見え、こちらから登ってくる物好きがいるようだった。

 帰りは往路を戻る。

 

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